モロカイ島東海岸には、60ものフィッシュポンド(養魚池)が点在しています。
そのほとんどが、13世紀に造られたもので、当時の島の水産技術、生活を垣間見ることができます。
【アクセス方法】
●ハイウェイ450を東に向かいます。
●20マイル地点までの間、海岸沿いに数多くのフィッシュポンドが点在しています。
下記GOOGLE MAPで詳細部分を拡大してゆくと、主要フィッシュポンドが掲載されています。
半円形のフィッシュポンドは、大きな溶岩石と珊瑚から作られており、波の引き潮、満ち潮に合わせて魚が出入りできるようになっています。
当時は、これらフィッシュポンドで捕えられた魚は、ハワイ国王のみに与えられていました。
60あるフィッシュポンドのうち、KeawanuiフィッシュポンドとUalapueフィッシュポンドは、国定史跡に指定されています。
Keawanuiフィッシュポンドは、55エーカーほどの面積 で、Ualapueフィッシュポンドは22エーカー以上の面積です。
その他にも、現在においても地元の人々によって実際に使用されているフィッシュポンドがいくつかあります。
Kakahaiaフィッシュポンドは、15エーカーで特定鳥類保護地区に指定されており、42エーカー程の湿地帯に囲まれています。
この地域はかつてKawelaと呼ばれており、古代の時代には、罪人が囚われる前にこの場所を訪れ許しを乞うたならば、その罪から逃れられる、という言い伝えがありました。
60以上あるフィッシュポンドで、視覚確認できるものが年々減っているため、近年では地元の人々によってフィッシュポンド復興活動が盛んに行われ始めています。
●フィッシュポンドは歴史的建造物です。石垣の上を歩いたり、フィシュポンドの中に無断で立ち入ったりしないでください。