
ハワイ諸島の中でももっとも美しいビーチのひとつと言われているビーチで、浜の全長は、3マイル(約5キロ)にもおよび、幅は長いところで300ヤード(約270メートル)もあります。これはハワイ州最長の長さです。
ビーチは非常にきれいですが、これだけ広大なビーチで自分ひとり貸切状態、ということも少なくなくちょっぴり寂しい感じがすることもあるかもしれません。強い貿易風が通常、西から吹いてくるため、日中でも砂浜が風で吹き上がることが多いです。そのため、風の強い日には日光浴には適していません。
冬場は、波が非常に高くなり、風も強くなりますから、夕日を見るために散歩する程度にとどめておくほうがいいでしょう。


【ビーチの施設】 ●キャンプができます。
●水道施設、シャワー、トイレ施設あり
●ライフガード常設なし
●ピクニックテーブル、広場あり
●バーベキューグリル有り
●冬場は、波の状況を確認し、注意してください。冬場は非常に波が高く、警官も常時パトロールに来ていることが多いです。
【アクセス方法】
●カウナカカイからハイウェイ460号線を西、マウナロアに向かって進みます。
●マウナロア町の手前、道の両側に「KALUAKOI RESORT」の看板がありますのでそこをリゾート地のほうへ右折します。
●カルアコイリゾートの入り口をそのまま通り過ぎて更に直進します。
●パポハクビーチパークは、リゾートの入り口を通り過ぎてから約2マイルほどで右側に見えてきます。
パポハクビーチは、リーフがなくダイレクトに海洋域に繋がっているため、波が常に荒い場所です。海水浴向きではありませんので、水泳をされる方は充分にリップカレントに熟知していることを前提で海に入って下さい。ボディボード、サーフィンは季節によって楽しめますが、くれぐれもコンディションをよく把握してから海に入って下さい。
パポハクビーチは、1960年代にはハワイ州最大の砂溜採掘場として使用されていました。多くの砂が採掘され、建設用資材としてオアフ島に運ばれていきました。採掘は1975年に全て終了していますが、ビーチには現在も当時の採掘現場で使われていたコンクリートのトンネル跡が残っています。
第二次世界大戦中は、軍の演習地として使われていました。今でも、大きな波が来ると砂浜から鉄線や金属、腐食した自動車の破片、部品などが見つかることもあります。
パポハクビーチ、ディキシーマルビーチ周辺は、KIAWE TREE(キアベ)という南米原産の木がたくさん自生しており、これらの枝には2cm前後の鋭く固いトゲが生えています。
風などにあおられて枝が砂浜や公園内に落ちている場合がありますので、西側のビーチへ行く際にはスニーカーを履いていくことをお勧めします。スリッパー(ビーチサンダル)は、簡単にキアベのトゲは突き抜けてしまいます。

